カリキュラム・マネジメントとは

定義
各学校には、学習指導要領等を受け止めつつ、子供たちの姿や地域の実情等を踏まえて、各学校が設定する教育目標を実現するために、学習指導要領等に基づきどのような教育課程を編成し、どのようにそれを実施・評価し改善していくのかという「カリキュラム・マネジメント」の確立が求められる。(2015.8.26 教育課程企画特別部会「論点整理」) 
 ※カリキュラム・マネジメントの全体像 2016.5.10 教育課程企画特別部会

「カリキュラムとは,教育計画だけを指すのではなく,実施された内容およびその成果までを含めている。問題を解決するための手立てを具体的に計画し,実践し,その評価を行い,よりよいものに改善していく。その一連の作業をカリキュラムマネジメントと言う。 (カリキュラムマネジメントハンドブック) ※岐阜大学准教授・田村知子氏のウェブサイトによる。
関連サイト
全教師で踏み出す「カリキュラム・マネジメント」実現の第一歩
ベネッセ教育総合研究所VIEW21の2016年度8月号の特集記事。田村知子氏へのインタビューや,校長・現場リーダーの座談会などがある。

「いい学校」の創り方!?
奈良教育大学・赤沢早人氏による。リーフレットのPDFには,実態とありたい姿を比較したり,教育成果を評価するためのワークシート,学校改善ルーブリックなどが紹介されている。連動したウェブサイトにはPDF版にはない注釈(制作者のつぶやき)も掲載されていて,こちらも参考になる。

カリキュラムマネジメントに求められる管理職の役割と効果的な取り組み
チームとしての学校・教職員の在り方に関する作業部会(第9回)(2015年5月19日)における鳴門教育大学・村川雅弘氏提出資料

すてきなあなたが学校をつくる
岡山県総合教育センターによる平成18・19年度の研究報告書。ミドルリーダーやPDCAサイクルなど,カリキュラム・マネジメントの内容を多く盛り込んだ先駆的な取組。

カリキュラム・マネジメントによる学校改善に関する研究
神奈川県立総合教育センター・猪熊直樹氏による。PDCAサイクルや研修体制など,カリキュラム・マネジメントの先駆的研究。

カリキュラム・マネジメントの実施に向けて
茨城県教員研修センターによる研修用パワーポイント。2009年のもの。

学校における授業研究の質的向上に関する研究 -授業研究充実のためのハンドブック作成に向けて-
広島県立教育センター・青本眞二氏ほかによる。授業研究のPDCAサイクルに連関性を構築することが授業研究の質的向上につながるという仮説を検証している。

アクティブ・ラーニングとカリキュラム・マネジメント
静岡県総合教育センターによる。リーフレットのPDFとともに,その活用法を説明する動画などもある。新学習指導要領の方向性の概要や授業設計診断シートなどもある。

授業研究会をどのように組織するか
高知市教育研究所の研修便り。授業研究を充実させるための研究主任の役割や,カリキュラム・マネジメントについての田村知子氏の講義内容がある。

教員一人ひとりのカリキュラム・マネジメントに向けた実践的研究 -分析・カ以前を意識した組織的な取り組み-
富里市教育委員会・古谷政司氏による。発達障害を持つ児童の指導に教師間の協働が効果をあげた事例や,教科横断型のカリキュラム・マネジメントの紹介,さらには北海道日本ハムファイターズの「ベースボール・オペレーション・システム」など幅広い事例が紹介されている。

アクティブラーニングの視点からの授業づくり -授業力を高める取組の必要性-
奈良県教育センター・嶋田恵司氏による。ベテラン・中堅教員6名の授業の特徴とその構成要素を分析するとともに,採用2年目教員が実践した「AL型授業」のケーススタディを報告している。

カリキュラム・マネジメントに関するQ&A
新潟県立教育センター作成のパンフレットvol.1。Q&A形式でわかりやすい。