センター試験(本試験)に出題された地誌・地域調査
年 | 記号 | 地誌 | 地域調査 |
---|---|---|---|
2015 | V | 南アメリカ | 北海道富良野市 |
2014 | X | 西アジアと周辺地域 | 愛知県知多半島 |
2013 | Z | 地中海地域 | 徳島県鳴門市 |
2012 | Ⓢ | 北アメリカ | 静岡県大井川地域 |
2011 | アフリカ | 佐賀県 | |
2010 | ヨーロッパ | 山形県最上川地域 | |
2009 | カナダ | 鳥取県境港市 | |
2008 | 南アジア | 広島県広島市 | |
2007 | アフリカ | 青森県八戸市 | |
2006 | Ⓥ | ラテンアメリカ | 北海道函館市 |
2005 | 東アジア | 地図と地理情報 | |
2004 | 地中海周辺 | 長野県松本・諏訪地域 | |
2003 | 南アジア | 南西諸島 | |
2002 | アジア | 北海道道東地域 | |
2001 | 東南アジア | 山形県 | |
2000 | インド洋周辺 | 地球環境と人間生活 |
センター試験の地域調査では,特定の地域の受験生が有利にならないようによく工夫された問題が出されてきました。海岸地形を問うために,山間地域はあまり出ません。新旧地形図の比較に鉄道線路の変化がしばしば登場するのも,いかにも,と思います。とはいえ,どちらかと言うと人口の少ない地域が選ばれることが多く,関東地方から出題されていないのは,人口の多い地域の受験生に有利,と言われないための用心があるようにも思えます。
・地域調査ではありませんが,2014年には,銀行・大型小売店・小学校の分布を判別させる小問が出題されました。どこの地域か分からなくても,地理で学習したことを用いて思考することで正解が得られるという,かなり良質の問題でした。これを「長野市民でなくては解けない問題」等と考えてしまうのが,思考でなく知識で解こうとしている姿勢です。